PCoMS-SMee seminar

"Recent Advances in Mechanisms of Fracture"

日程 / date : 2022年8月1日 17:30 - 19:30 (~最長20:00) / 17:30 - 19:30 (~ up to 20:00) August 1(Mon), 2022

開催方法 /
meeting style:

オンライン開催 (事前登録制) / Online virtual meeting (Pre-registration required)

言語 / language : 日本語 / Japanese

講師 / lecturers : 大久保 雅隆 先生 [産業技術総合研究所 上席イノベーションコーディネータ 筑波大学 客員教授]
  /Prof. OHKUBO Masataka
    [The National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) & University of Tsukuba]
平山 恭介 先生 [京都大学大学院 工学研究科 材料工学専攻 材料設計工学研究室 助教]
  / Prof. HIRAYAMA Kyosuke [Kyoto University]

主な対象 : 構造材料に関心のある方、強度の材料科学・電子論に興味のある方

参加費 /
registration fee :

無料 / free
申込方法と〆切 /
How to apply and
the deadline :

2022年7月28日(木)15:00まで[申込みフォーム] よりお申し込みください。
7月28日(木)17:00までに接続方法をご案内します。
(追加情報)応募者多数のため、〆切りを7月31日(日)20:00に延長いたします。
2022年7月28日(木)15:00以降のお申し込みの場合は、
8月1日(月)8:00までに接続方法をご案内します。
上記のGoogle formでの登録が出来ない場合は、 [申込フォーム(ワード版)] に必要事項を記載の上、PCoMS事務局[ pcoms=imr.tohoku.ac.jp (=を@に変更してください。)]宛てにお送りください。

Please apply on [the application form] by July 28(Thu) 15:00 . We will inform you how to connect to the online virtual seminar by 17:00 on July 28.
(Additional Info.) Due to the large number of applicants, we are extending the registration deadline to Sunday, July 31, 20:00.
If you apply after 15:00 on Thursday, July 28, 2022, you will receive instructions on how to connect by 8:00 on Monday, August 1, 2022.
If you are unable to register using the Google form above, please fill out the [Application Form (Word version)] and send it to the PCoMS Office. (pcoms=imr.tohoku.ac.jp : Please replace = with @.)



プログラム
/ program :
                    
司会
毛利 哲夫 前PCoMSコンソーシアム長 [北海道大学/JST]

開会挨拶
久保 百司 PCoMSコンソーシアム長 [東北大学]
福山 秀敏 SMee会長 [東京理科大学]

17:30-18:30 ファンデルワールス力が主なエポキシ/エポキシ接着界面はエポキシ樹脂よりなぜ強いのか
大久保 雅隆 先生 [産業技術総合研究所 上席イノベーションコーディネータ 筑波大学 客員教授]
【概要】
CFRPの接着構造では、分子間力が主で最も弱いはずの接着界面ではなく、共有結合で架橋されたエポキシ接着剤中でなぜ壊れることが多いのであろうか?接着剤中のマイクロボイドが破壊の起点であろうか?我々は、接着界面付近から局所的に切り出した無欠陥のミクロンサイズ微小試験片の引張試験から、分子間力の接着界面は共有結合より強く凝集破壊が本質的であることを実験的に確認した。FEM応力分布や別途報告済みのMD計算から、接着界面から100 nmー1 μm離れた接着剤中で破壊するという現象論的モデルを提案する。また、偶然見つかった弱結合部(weak bond)の破面は正常接着部分とは異なる様相を示した。

18:30-19:30 放射光を用いたマルチモーダル3Dイメージング技術によるアルミニウム合金の水素脆化挙動の解析
平山 恭介 先生 [京都大学大学院 工学研究科 材料工学専攻 材料設計工学研究室 助教]
【概要】
金属材料が使用されている自動車や飛行機において、金属の破壊は重大な事故に繋がる恐れがあることから古くから研究されているが、従来の手法では、破壊が「いつ」、「どこから」、「どのように」発生・進行していくかを完全には理解できていないのが現状である。我々は、放射光施設SPring-8において、破壊の様子を直接観察できるX線CTおよび金属材料の様々な情報を得ることのできるX線回折コントラストトモグラフィー法を組み合わせたマルチモーダル3Dイメージング技術を開発した。本技術を、高強度アルミニウム合金の水素脆化挙動の解析に適用したところ、従来、定説とされていた転位に起因した破壊メカニズムとは異なる真のメカニズムを明らかにした。

19:30-
 (~最長 20:00)


総合討論
問合せ先 /
contact address:
Professional development Consortium for Computational Materials Scientists (PCoMS)
PCoMS office
(pcoms=imr.tohoku.ac.jp : Please replace = with @.)
東北大学金属材料研究所 計算物質科学人材育成コンソーシアム(PCoMS)事務局
メール: pcoms=imr.tohoku.ac.jp (=を@に変更してください。)

共催 / cohosts : 計算物質科学人材育成コンソーシアム(PCoMS)
  / Professional development Consortium for Computational Materials Scientists(PCoMS)
構造材料電子論的エンジニアリング研究会(AISTUS-SMee)
  / Structural Material electronic engineering in collaboration between AIST and Tokyo University of Science
東京理科大学 総合研究院 非一様物質科学懇談会
東京理科大学 総合研究院 ナノカーボン研究部門
産業技術総合研究所 構造材料ナノ物性計測分析ラボ